1) 事業について

・概要 キャンプ版Airbnb。全国の私有地や遊休地を、キャンプ場として貸し出すサービス。貸し出す側は遊休地を有効活用し収入を得られ、借りる側は自然豊かでプライベート感のあるキャンプを楽しめるという双方にメリットのあるサービス。

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登録されている遊休地は、山間をはじめ、棚田の中のサイト、ヨットに囲まれたイカダの上のサイトなどバラエティ豊かで、釣りやマリンスポーツの拠点としての利用も可能で、今までと違ったプライベート感たっぷりなシチュエーションでのキャンプが楽しめる。

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すでにサービスをローンチしており現在登録されている遊休地は、北海道から千葉県、 山梨県などの関東地方と、 三重県の伊勢志摩エリアを中心とした東海地方、沖縄までで 網羅している。遊休地はプライベートサイトも含まれる。なかには 50 名まで利用可能な場所もあり、大きなグループでの利用も可能。集客チャネルとして Instagram のフォロワー数は 1.5 万人。 https://www.instagram.com/excamp

・動機や背景

■遊休地キャンプ開始の背景① 日本では現在、年間840万人の方がキャンプをすると言われており、その人数は年々増加しています。それに伴い、通常のキャンプ場では予約が取れなかったり、人が多すぎて混雑しすぎたり、周りの騒音がうるさいなど思うようにキャンプができないなどの問題が生じている事実があります。私たちはこの問題をどうにか解決したいと考え、このアイデアに至りました。日本は美しい自然で溢れています。自然を愛するキャンパーのために、このサービスを開始致しました。

■遊休地キャンプ開始の背景2.日本の私有地の約20%で、所有者がわからない、持ち主の居所や生死が判明しない土地の「所有者不明化」問題が農村から都市に広がっています。空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾が露呈してしまっています。過疎化や土地相続の面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取りの拒否などで所有者が不明な土地が急増しています。今回の遊休地をキャンプ場として活用する取り組みはそのような問題を解決する糸口になり得ます。日本の魅力を最大限に残しつつ、日本の高齢化社会に対する対策の一つとして有効であり、今後の地方創生の結節点となる事業だと考えております。